「たかが名刺、されど名刺」。
91mm×55mmの中に、しまねこデザインの「魂」を実装するための完全ガイド。
ご提示いただいたCanvaのデザイン案(15パターン)を、編集部が徹底的に分析しました。素晴らしい点と、改善ポイントを整理します。
「MIM」の形状を猫耳に見立てたロゴは秀逸です。視認性が高く、一度見たら忘れません。このロゴは小さくしても潰れにくいので、名刺に最適です。
猫の写真の上に直接文字を置いている案(No.9など)は、背景の色と文字色が同化して読みづらいです。文字の下に半透明の白帯を入れるか、写真を暗く加工しましょう。
いくつかの案で、文字が端に寄りすぎています。印刷時の断裁ズレで文字が切れるリスクがあります。最低でも端から5mmは文字を配置しない「セーフティゾーン」を守りましょう。
人の視線は、左上から右下へ「Z」の字を描くように動きます。これを名刺に応用します。
現状の案では、中央揃えが多いですが、要素が増える場合はこの「Z」を意識するとスッキリします。
モニターは光で色を表現しますが、紙はインクです。以下の現象が必ず起きます。
入稿前に、チームで読み上げて確認してください。
最後に、しまねこデザインのポートフォリオサイトを作る際に使える、シンプルでかわいい配色のCSS変数をプレゼントします。
/* Shimaneko Brand Colors */
:root {
/* メイン:温かみのあるオレンジ(ロゴのイメージ) */
--shimaneko-orange: #FF8F5E;
/* サブ:清潔感のある白 */
--shimaneko-white: #FAFAFA;
/* アクセント:落ち着いたグレー(文字用) */
--shimaneko-text: #4A4A4A;
/* サブアクセント:自然なグリーン(若草色) */
--shimaneko-green: #A3D2CA;
}
body {
font-family: 'Zen Maru Gothic', sans-serif; /* 丸ゴシックで親しみやすく */
color: var(--shimaneko-text);
background-color: var(--shimaneko-white);
}
.card {
border-radius: 12px;
box-shadow: 0 4px 12px rgba(0,0,0,0.08); /* 柔らかい影 */
border: 1px solid #eee;
}